OEM技術者や保守委託業者などのサードパーティは、運用技術(OT)環境の可用性、整合性、および安全性の鍵を 握っています。通常、OT資産の保守サービスを行うこれらのサードパーティは、リモートでの作業が多くあります が、これは、広く使用されている無数の接続ソリューションのいずれかを介して、クライアントのOT環境にリモート 接続することが多いことを意味します。VPNベースのオプションからOEM専用ツールに至るまで、これらのタイプの ソリューションのほとんどは、OTリモート・アクセスの長年の現状に根ざしており、こうしたアプローチは、OT環境 向けではなく、むしろIT(情報技術)向けのものなのです。
問題は、この現状には重大な欠陥が潜んでいることです。OTとIT環境は、構成が全く別で、様々な目的を果たすと共 に、独自のセキュリティや運用上のニーズ、課題、リスクが著しく異なります。サードパーティのOTリモート・アク セスに関しては、これらの違いはさらに顕著になり、重大な影響をもたらします。従って、サードパーティのOTリ モート・アクセスに関連する要件、課題、リスクに対応するためには、OT専用に設計された独自のアプローチが不可 欠なのです。
このソリューション概要では、サードパーティのOTリモート・アクセスに、標準的なIT中心のソリューションの使用 に伴うセキュリティと運用上の課題とリスク、最適なソリューションの主な要件、そしてクラロティ・セキュア・リ モート・アクセス(SRA)がどのようにこれらの要件を満たすかを検証します。